leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『月のしずく』浅田次郎

 

久しぶりの熊谷への車中に一冊携えて。短編集。

解説では『鉄道員(ぽっぽや)』の記述が多く、その頃に書かれたものらしいが、小説も映画も未見の私にとっては、この短編集の解説としては、はてなマークがいくつも。

筆者の経験、インタビューの数々、一日一冊を心がけている読書量からしても、どの短編も外れがない。特に、底辺を生きる男性の心情描写には、うならせられる。