積ん読になっていた1冊。村上春樹の訳なので、この機会に挑戦したが、何度も挫折しそうになった。文字量が多かったのと、ドラマ的なストーリーがないことが一番。
学校を退学処分になった16歳(!)のホールデンが、自宅に帰りつく前に数日放浪する話しを、彼の独白として、延々綴られている。
考えてみれば、少年の通過儀礼として、さもありなん。という振る舞いだったり、思考だったりするので、「もう少し先を読めば有益な出会いや出来事が起こるのでは?」と期待する方がいけなかったのかも。
村上春樹の解説がつけられる予定だったが、叶わなかったといういきさつが、もっと詳しく知りたかった。