leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『村上ラヂオ 2』村上春樹

 

2011年に雑誌アンアンに連載されたエッセイの文庫本。

2000年連載の『村上ラヂオ』から10年後、同じ大橋歩さんがイラストを担当。

若い女性という読者に忖度することなく、日付がないので、3月11日の震災の後に書かれたエッセイはどれかは、知るよしもない。

奥さまが自宅で揚げ物をしないため、牡蠣フライを食べたくても一人で食べるそうだ。(お一人様の牡蠣フライ)。やはり揚げ物は揚げたてに限るので、外食より自宅なのだ。我が家は、同居人が牡蠣フライを受け付けないため、やはり食べたくても牡蠣フライは遠ざかる。以前、外食や持ち帰りで牡蠣フライを食べたことがあったが、「揚げたてだったらな~」と夢想する。揚げ物の洗いもののことを考えると、同居人のように完璧にできない私は、自宅で揚げるというのは暴挙に等しい。

ああ、牡蠣フライでグダグダ書いてしまった。読者層の若い女性は、どの程度、牡蠣フライを自分で揚げて食べるのだろう?

母の通院の付き添いのお供としては、よいチョイスでした。