図書館で予約したら結構すんなり手元に。
若い女性が主人公の短編8作品。母親や祖母、曾祖母との確執も描かれ、色濃く影響しあっていることが読み取れます。
「孫係」という作品では、自分に与えられた役割を全うすることの息苦しさ、目的意識なんてことに気づかされます。私もこの役割意識、どこかで過剰に反応していたかと。
文庫本の解説は、筆者と長濱ねるとの対談だったり、帯も長濱ねるの推薦のことばが載っています。長濱ねる、私、知らなくて、ググりました。
欅坂をもう卒業しているアイドルなのですね。五島列島出身ということで、そういえば、1月から隣に座っていた職場の若い女性が、五島列島出身の美人だったことを思い出しました。痩せていて、ヒールを履いて、スカートが似合って。
たぶん、世代的には、「孫」と言えそうな年齢の女性が多く登場する一冊ですが、「あるある」感は変わりないものです。