明治維新の後、ラフカディオ・ハーンが島根県松江で、セツという女性に巡り合い、英語教師の傍ら、セツの協力の下、日本文化に深く根付いた文章を西洋に発表し、『怪談』などの多くの業績を残し、小泉八雲として日本で活躍するに至る小説。
筆者の田淵久美子は脚本家であり、NHK出版から発刊されていることもあり、「テレビドラマの原作?」と思っていたのだが、8月に発刊され、まだドラマの予定はないらしい。筆者のWebの中で、セツ役は杉咲花さんがいいかな?と書いているが。
外国文化理解の過程、維新後の武士一族の矜持(すぐ借金を作ってしまう)など、興味深かった。
元旦から読書三昧。