leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『ミクロ経済学 超入門』田中久稔

 

経済学を素通りしてきていた。中学社会の公民のカリキュラムに、「需要曲線」「供給曲線」を表すグラフがあることを、校閲業務で知りえた程度。

図書館で、本書が新しく入った本として紹介されていたので、ポチっと予約。

明日、返却する予定なので、数日かけて読み終えた。

身近な例で、グラフを長方形の面積で理解する提案がありがたい。

アダム・スミスの『国富論』が、経済学が確立される前に哲学書として書かれ、経済学が誕生し、『諸国民の富』という名で知られているというくだりも面白い。

『諸国民の富』と『国富論』。中身を知る機会もないまま書名のみ覚えさせられている学生にとって、二つの書名は、ずいぶんかけ離れたタイトルだ。世代間の隔絶の一つ?