「負け犬の遠吠え」で、独身女性の立ち位置を確立した筆者が、「結婚してしまえば勝ち犬」ではなく、「子どもがいるか、いないか」で女の人生は左右されてしまうと気づいた。「既婚子ナシ族」(って、私もそうだ!)を取り巻く理不尽な社会に直面しているだけでなく、親の行く末を悩むとき、「自分の時はどうなるんだろ?」「誰に看取ってもらうんだろ?」と立ちすくむ。
子ナシ女性よりも子持ち女性の方が「幅広い視野を持っている」とか「部下の気持ちがわかる」などと、評価されがちな風潮が。
その代表としてか、巻末に安倍昭惠夫人との特別対談が掲載されている。
現在、直面しているであろう、様々な困難を予言している。
解説がジェーン・スーというのもおもしろい。