リーフの職場は「象牙の塔」。
改めて、教授までの道のりの厳しさ、忙しさを初めて身近に感じた。
そして今、リーフは、その忙しい教授たちのお手伝いを少しでもしようと奮闘している。
しかし立ちはだかった壁は、事務局サイドの高い壁。
特に、「教授の言うことは何でも言うとおり。でも、事務担当の人の言葉は跳ね返すことにしている」と言わんばかりの融通の利かなさ。
中でも女性職員の言動には、驚いてしまうことも。
何もねえ、好きでこの仕事を担当しているわけでもないのですよ。拝み倒されて、しょうがなくしているんだよ。私の意志で依頼ごとをしたことは一度もない。全て指示あってのこと。
この空気をある教授に伝えたところ、「日ごろ教授にあれこれ指図されていることのうっぷん晴らしでもあるのでしょう」とのお言葉。
この仕事を通してステップアップを狙っているわけでもないリーフは、「まったくしょうもないなあ」と思いつつ、もう少しフレンドリーに仕事をできないものかと思っている。
まあ、彼女たちにとっては、日ごろ教員に「あごで使われている」としたら、「あごで使える」格好のターゲットはリーフなのだけれども。
