leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

孤高のバス運転手

帰りに乗り合わせたバスの運転手、非常にモラルの高い人だった。
まず、始発の停留所で、イヤホンだが大音量で音楽を楽しんでいる学生に対し、「ボリュームを下げてください」とはじめは地声で注意。それでもイヤホンで自分が注意されているとは知らない本人が一向にボリュームを下げないので、次にマイクを使い「ボリュームを下げてください」と注意。ようやく本人は気づいたらしく、音が止む。そしてようやく出発進行。
途中で乗車したメールに夢中な青年に対して「優先席付近では、携帯を使わないでください」とマイクで注意。
確かにいけないことだが、乗客同士であれば見てみぬふりをしてしまう言動。
運転手だからこそ「強権」を発動できたというところか。
思わず、運転手の顔と名前を確かめられずにはいられなかった。若い「井上さん」という名の男性運転手。
しかし帰宅後、「今日も何かしら若者に注意をしてやった」と回数をカウントしてほくそ笑んでいる「一言居士」の可能性も。
「このバス空間は私が司る」という意識があるのかもしれない。
次に、このドライバーと乗り合わせることがあれば、本当の弱者(妊婦、高齢者、障害者等)に対し、勇敢な救世主ぶりを発揮するどうかが楽しみ。