leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『TVピープル』村上春樹

 

1989年に発表された6つの短編集。

印象深かったのは、「我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史」。

処女を捨てるかどうか。

こういう内容が多いので、村上春樹が受験の問題に取り上げられることが少ないわけだ。もしノーベル文学賞を受賞したら、どの作品は、○○歳以上が読むべきというようなガイドラインが制定されるのだろう。知らない方が、無知無学なのである。

自分の学生時代を顧みて、この話しのように面白く書けるのは、きっとSくんしかいない。今、どうしてるんだろう?