認知症を患う主人公が、デイケアと家族から介護を受ける日々と、生涯を振り返り、悔いのない最期を迎えるまでの語り。
語り口も一つも飾ることなく、何故か今の職場の周囲を感じさせる地名も出てくる。
土地にまつわる歴史も壮絶。
ケアマネージャーの経験のある筆者ならではの筆致。インタビューはこちら。
すばる文学賞受賞、“ケアマネ作家”に聞く/永井みみ(作家、ケアマネジャー) - ケアマネジメントオンライン - 介護支援専門員の業務支援サイト(ケアマネジャー、ケアマネ、ケアマネージャー)
ホームにいる母にも読ませたいと思って購入したが、簡単に「読んでね」とは言えない奥深さがある。