もっとじっくり読みたかったが、今から図書館に返却することになったので、覚書。
『戦争は女の顔をしていない』のマンガ版で、筆者を初めて知り、その後、2015年にノーベル文学賞を受賞。現在もドイツに住み、祖国ベラルーシのために戦っている。
本書ではドキュメンタリー文学(聞き書き)の先駆者として、女性兵士、チェルノブイリ原発事故、福島でのNHK同行取材記録のことなど、彼女の業績がわかり、また、「ソ連」という社会主義国の末路を市民の感覚で追体験できる。
ウクライナのニュースが連日報道される中で、もう一度ゆっくり読むべき本。