久しぶりの書き込みになってしまいました!
書評で高評価だったので、ポチっと購読してみたのですが、これがもう436ページもある大作で、道理でお値段も高いと思いました。
短編集なのですが、カタカナの人名がなかなか頭に残らず、改めて人名は漢字や英語のスペリングにあってこそのアイデンティティだと納得。
で、前作でピュリッツァー賞を獲った作品の続編なのですが、前作を読まないまま読み進めたので、少々状況が飲み込めない場面も。
それでも二人の夫を見送り、離れた家族を気遣い、ウキウキすることばかりの毎日ではなく、リアルな「老境」が描かれています。
メリー州の架空の街が舞台ですが、数年ぶりの再会があったり、ニューヨークとの距離感を想像したり。
Spotifyで、穏やかなクラシックをBGMに読み進めたのですが、今、自らが「穏やか」とは無縁の生活なので、近い将来「穏やか」を迎えたら、再読したいと思っております。