録画してあったテレビ朝日「オーラの泉」に、山本耕史さんが出演していたので、楽しみに見る。
スピリチュアルな世界というのは、過信しているわけではないが、江原さんと美輪さんお二人の含蓄のある言葉に対するゲストの反応が面白く、毎回チェックしている。
今回、少々不思議だったのは、山本さんの前世が何人もいて、どなたを紹介していいか、江原さんがわざわざ美輪さんに相談していたこと。それはきっと誰にでもあることで、「あなたの前世はこの人」と断定して紹介している今までが不思議だったような気がする。輪廻転生というのは、いくつもの生を繰り返すのだろうから。
山本さんは、大河ドラマ「新選組！」の土方歳三の演技を思い出すと、今でも涙が出てくるほど。
そんな山本さんも35歳という巡り合せに不吉なものを感じていたという。今まで演技してきた人が偶然35歳に亡くなっていたからだとか。確かに前世は35歳で亡くなった役者が出てくるらしいのだが、今生は、前世の願いも背負って、長生きをするために生まれてきたのだという。
きっと、彼は将来、熊川哲也さんみたいに、自分の演技カンパニーを立ち上げて、理想のミュージカルを作っていくんだな。
でも、彼のいちばんのジレンマは、「自分中心でやっていけるのか？」「自分は組織の潤滑油ではないのか？」というところだと思う。
やはり、土方の役まわりが似合っているのであって、自分は勝海舟にはなりきれない。と思っているのではないか？
黙っても人とお金が寄って来るカリスマと、努力して組織をもりあげる知恵モノと。
どちらも「イバラの道」だけど。
