ホームの母から「字の大きな本を探してほしい」と頼まれた。
近所のブックオフに、散歩がてら、探しに行く。店員に尋ねたが「字の大きさではまとまったコーナーはない。自分の目で確かめてください」と断られてしまった。
で、この本にたどり着き、母に届ける前に、吟味。
新潟日報の連載1年分を中心に、『ゆうゆう』などに掲載された文章を海竜社がまとめた1冊。正月から年末の大掃除に渉り、日々の雑感を認めている。杖を手放せない身で一軒家に一人暮らし。近所に親族がいるものの、介護保険の世話にはなっておらず、定期的に往診で健診に来てもらう。なかなかの「頑張り」です。
庭の手入れを楽しみに、できたモノをすぐ「お裾分け」してしまう。「何でも屋さん」に庭の雑草を始末してもらおうと依頼したら、
大切にしていた萩の木も紫式部も都忘れも、きれいさっぱり無くなっていた。
これはちょっと悲しい。
昔の知り合いが娘を紹介したいと訪ねられ、その娘さんが寝具の営業のために、セット一式を置いて帰られた。医療寝具らしいが、一式が50万から60万する。返されたようだが、
消費者の側が、より賢く判断しなければと思うことが多い。
筆者は100歳を過ぎてお亡くなりになったようだ。
母には「ありがた迷惑」の一つになるのだろうか?