leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹(再読)

 

 

2013年に発刊当時、購読していた。すっかり忘れていたけど。

村上春樹を読み進めていて、本書は自宅にあったので、正直、自分が驚いている。

名古屋の高校に通う頃に気の合った5人組。主人公の多崎つくるは、一人上京し大学生活を送る。

つくるが大学2年生の夏休み、他の4人から、見事に接触を断たれた。

その理由がわからぬまま、灰田や沙羅から影響を深く受け、16年間思い悩んで来たつくるは、その謎を解き明かすことに決めた。

名古屋の二人とフィンランドまで追って。それぞれの社会や家庭もあり、関係を絶つそれなりの理由も見えてきた。一人はすでにいなかった。

Spotifyで、ラザール・ベルマンの演奏する『ル・マル・デュ・ペイ』を聴きながら。