図書館で予約していた本。
1986年生まれの研究者が、音楽と数学、脳と音楽、演奏、最後には脳疾患への効果までを論じている。
全てを理解するには無理があろうが、興味のあるところだけでも捉えることができればいいのだろう。それが「新書」という導入書の在り方のような気もするし。
カラー図解まであるのだが、音に色を感じるという「共感覚」の偶然性は何だろう?
「色」という概念さえ後天的なのだから、「レ」はレモンの黄色を想起する人が多いというのには驚きである。
では移調した「レ」はどうなるの?と思ってしまう。「D」ではなさそうだし。
たとえ認知症になっても、忘れない音楽があるとすれば、どんな音楽だろう?