アカデミー賞で「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞し、原作が読みたくなり、Amazonで検索すると購入歴がある。あれ?と思い、納戸の本棚の奥に、この文庫本が隠れていた。
このブログにもすでに書いているかもしれないと検索すると、それはまだのよう。
読まずに過ごしてしまったようだ。
改めて読むと総じて女に裏切られ痛い思いをさせられる男が主人公の短編集。
村上春樹が若い頃、東京で、バーを営んでいた頃の回想録の趣きも。
「私は彼と何度かセックスした」
「好奇心と探求心と可能性」と僕は言った。
彼女はほんの少しだけ微笑んだ。「そう、好奇心と探求心と可能性」
「そのようにして僕らは年輪を作っていく」
Spotifyで検索すると、この短編集に出てくる曲がすでにプレイリストとなっている。
今もそれを聴きながら。