東野圭吾さんの新作。母が好きなので、私が読んでから届けるつもりです。
にっちもさっちも行かなくなったある若者の「逆転人生」。
主人公「玲斗」は警察の留置場から救い出され、「クスノキの番人」として社務所で起居することになる。
恩人の千舟をはじめ、依頼人や依頼人をとりまく人々の意図に翻弄されつつも、玲斗自身が、もがき、光明を求めて這い上がる。
「祈念」の種明かしは意外なものなのだが、現代的な展開より、読者の夢想が叶えられる余白を残したものか。
「世界同時期発売」なのだそうです。外国の方の感想を知りたくなります。