『ツバキ文具店』の印象が強かったこともあり、鎌倉でカフェと料理教室を開業した筆者の近著が、図書館で借りることができました。
男の子を育てながら、カフェのオーナーとしての物件探し、メニュー、仕入れ、接客、調理、帳簿と、当時の睡眠時間は何時間だったのだろうと心配になりました。
料理教室の「あるある」は、私も感じたことがあります。グループの中で一歩引いてしまうと、「洗い場専門」になり、何も身に着かなかったということに。筆者の料理教室は、観るだけ+試食。寝てしまうのもOKとか。
そして、鎌倉で起業している女性たちを結び付け、「かまフル」という組織を立ち上げるパワフルさ。
コロナ禍でもオンラインでイベントを開催しているようです。この単行本も「地縁」でしょうか、「1ミリ」という七里ヶ浜にある有限会社から出版されています。
営業を続けていくことが難しい鎌倉ですが、新鮮な色とりどりのフルーツ(会員)たちが、しっかりと実を結んでいると実感できる一冊です。