「はいからさんが通る」の作者としては知っていたが、明治時代の横浜を舞台にマンガも連載していた。ブックオフオンラインで大人買いしました。
1981年~1983年に週刊少女フレンドに連載されていた。
横浜の文明開化を表現する風景や言葉が取り上げられ、お嬢さまとその奉公人の二人の女性の波乱に富んだストーリー。
映画「風と共に去りぬ」を思わせる場面も多いが、疱瘡、天然痘、赤もがさなどと言われた「はやり病」に直面するシーンもあり、今も昔も、危機はすぐ目の前。
なかなか心から結ばれない主人公たちにやきもきしてしまうが、当時の女性としては「奥様」に収まることなく、社会的な役割を得て、パートナーを支えていたことに拍手。
「ブラフ」という単語が居留地の別名として注と共に散見されたが、「虚勢を張る」というブラフと同じ語源だということが、今回調べてみてわかりました。
自分では使うことのない言葉は、理解も覚束ないものです。
ラ行の英語のスペルは、lかrか、悩むし。