地元の歌舞伎に、友人の竹本東太夫さんが参加された。折しも、地方巡回東コースの最終日。終演後、待ち合わせて、駅近くで、二人で「打ち上げ」。
４時に空いている飲み屋を探すのに苦労したが、近くの「千の庭」が４時から空いており、個室になっていて、地酒もおいしい。
おつまみを少し注文し、ビール、地酒、焼酎をいただく。
今日の舞台の裏話、巡回での苦労話、俳優祭での活躍など、話が尽きない。
吉右衛門さんより張りのある喉を聞かせていただいた。
今回、長唄やお囃子も、一流どころが多く参加していることが、筋書きからも拝察でき、改めて自分が少しずつ「歌舞伎通」になっていることがわかる。
スリのことを「すっぱ」といい、今回、三幕目の「太刀盗人」で登場した。
じゃ、「はすっぱ」はそこから派生した言葉？などと、東太夫さんも困惑するような疑問を投げかける。
共通の知り合いの「怒りの川田さん」と、「吉原手引草」の２冊をお貸しし、ロマンスカーに間に合うように、束の間のデートを楽しんだ。
まだ、日も暮れないうちに、ほろよい加減で家路に着くのもたまには…ね。
