leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島真寿美

 

 芥川賞直木賞とも、女流作家の受賞、そして作品の舞台が、浄瑠璃ということで、ポチっと購入してしまったのですが。。。

忙しい猛暑ということもあり、何度、ベッドで寝落ちしたことか。

有名な作品がいくつも出てくるのですが、さて、その作品の中身はというと、、、わからない。で、作品世界に没入できない。しかも浄瑠璃とはいえ、歌舞伎ではなく「操り浄瑠璃文楽)」の世界。

どこかの選評に、「会話のカッコが外れて、スピーディーな関西弁が心地よい」。とあったのだが、章によっては、カッコ付きのところも。

この人、すでに何作か書いているようだが、本作で初めて読んだし、私としては、柚木麻子さん推しだったのだが。

作品を想うように生み出せないというのは、作者の叫びなのかも。

いつか歌舞伎で「妹背山婦女庭訓」を観る機会があれば、本作を思い返すことでしょう。