leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『ある男』平野啓一郎

 

ある男

ある男

 

 母の入院~ホーム入所に至るまで、それでも好きな本を寝しなに読みたいと思い、手にいとった一冊。『マチネの終わりに』を、電子書籍に期間限定無料本の一つとして入れたはずが、読み逃してしまい、悔いが残っていた。

奇妙であり、深いストーリーだ。

あらすじを書き始めたが、予備知識が何もないまま、この本を手に取ることをお勧めする。私もその一人。

ラブストーリーであり、推理小説の趣きもあり、少年の成長譚でもある。

「自分とは何者か」その問いを探る旅に誘われる。

横浜が舞台の一つでもあり、たびたび出てくるジャズの曲を、まとめて聴いてみることにしたい。