leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(再々読)村上春樹

 

1ヶ月前に読んだはずなのに、乱読していたせいか、さっぱり思い出せない。

この本をオススメする文章があり、本気で一日で読了。

そうなんだ。この読書スピードでないと、前後の脈絡や登場人物の性格や場面転換がつながらないんだ。

名古屋での高校時代に男性3人、女性2人の5人で友情を育んでいた「つくる」は、1人上京し大学に進学。20歳の頃、残りの4人から納得のいかない「拒絶」を受ける。

36歳の現在、沙羅との出会いに促されるように、その真相を確かめるために名古屋とフィンランドまで「巡礼」の旅に出る。

その結果、すべてが納得できたわけではない。プール仲間の灰田は戻ってこない。

沙羅に対しても、新たな疑惑が生じた。

いずれにせよすべては明日のことだ。

ようやく本書について、誰かと話せることができそうだ。

 

BGM:ラザール・ベルマン 巡礼の年

『ル・マル・デュ・ペイ』(田園風景が人の心に呼び起こす、理由のない哀しみ)