leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

夜のピクニック

ずっと読みたかった本。

学内イベントで、高校生が夜通し歩く。

年に一度なので、3年生にとっては最後の行事。このタイミングを逃しては、生涯話しかけることもない同級生が誰にもいる。

当然、「憧れの人に声をかけたい」とか、「誰と誰はつきあっている」とか、そういう「恋バナ」が行きかう。

秘密のまま卒業していたかもしれない真実も、誤解も、この行事をきっかけに氷解し、同級生にこんな面があったのかと改めて見直すことも。

留学している親友も、一緒に歩いているかのような感覚。その弟がまたかわいい!

イヤなヤツを遠ざける、巧みな連携プレイも。

高校3年間で培われてきたベースがあってからこそ、最後のイベントが「結実」するのだ。

高校時代に、20歳前後に、つくづく読んでおきたかった1冊。

夜のピクニック

夜のピクニック