今後、もう少し私が業務に精通するように。と、教授から「一日ひとつでも学ぶようにしてください」と、今さらのお達しがあった。
暇な時間ができると、好きな本を読めるのがとても良い職場だ。と思っていたのだが、やはり時給をいただいている限り、その時間は「独習」の時間に充てなければならないようだ。「専門書の領収書をくれれば、研究費から出します」という言葉にすがることにし、早速、有隣堂へ。
「半導体の基礎理論」という本を一冊買い込み、これを少しずつ読むことにした。
教授は「４年生と変わりませんから」とおっしゃり「でも私は、大学１年から３年までの授業を受けていませんから」と申し上げると「授業を受けていてもわからないものです。今、彼らは卒論で大変な思いをしていると思いますよ」。
あ〜、私に与えられた試練？チャンス？
