leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

朝ドラ『半分、青い。』とくらもちふさこ

このタイトルで一度書き始めたものの、躊躇した挙句、満を持して、今、書きます!

朝ドラ『半分、青い。』久しぶりに没入してます。

タイミングが悪く一緒になれなかった二人。。。って!!!

くらもちふさこさんのマンガは、ほぼ購読しておりました。
もちろん『花に染む』も手塚治虫賞を受賞時に全巻揃いで。

このドラマでマンガ家が初登場の折、コミック『いつもポケットにショパン』の作者が「秋風羽織」になっていて、「こんなことしていいのか!NHK!」とクレーマーになりかけました。

その後トヨエツの役名と判り、安堵しましたが。

我が家のくらもちふさこさんのコミック棚に、何故か『いつもポケットにショパン』だけが見当たらず、文庫版を改めて買い求めてしまいました。別冊マーガレットの連載時には読んだ記憶が深く残っていたのでした。

素敵な帯がついていました。

 

f:id:leafwood:20180629180428j:plain

f:id:leafwood:20180629180358j:plain

 

いつもポケットにショパン (1) (集英社文庫―コミック版)

いつもポケットにショパン (1) (集英社文庫―コミック版)

 

 

和菓子ブーム?

通勤路である丸山台いちょう通りには、「和菓子ブーム」が訪れている。

一年ほど前にオープンした「徳増」という店の店長が「TVチャンピオン 和菓子職人」でチャンピオンとなり(オンエアを見逃したのが、つくづく残念!)、チャンピオン記念商品を買い求めたばかりだが、先週末から、ストラスブールというケーキ店が、向かいの倉庫代わりに使っていたスペースで「寺田屋」という和菓子部門をオープンさせた。

週末のオープンセールは、大混雑だろうと見送ったのだが、昨日朝、出勤前に、お店に立ち寄り、同僚の分と我が家のお土産を買い求めた。会社の冷蔵庫に保管。

同僚にはいちばん安いものだったが、とても喜んでもらい(お土産をよくいただくが、私はめったに振る舞うことはしない)、残ったものを我が家に持ち帰ったが、楽しみにしていた「苺どら焼き」が、、、ない!

冷蔵庫は、帰宅するときに入念に見た。それでも置いてきたのか?

レシートは、一度は丸めてごみ箱へ投入したものの、午前中自宅だったので、レシートを奪還。念のためにお店に確認。私の勘違いなら、それでいい。

男の方が電話に出て「オープン直後なので、間違ったと思われます。お届けに上がります」。えっ?いいの?

30分ほどで、「苺どら焼き」2個が届けられた。

くしゃくしゃのレシートを見せたが、預かろうともしない。

「申し訳ありません。これからもよろしくお願いします」

こちらこそ、申し訳ない。

評判が下がるのを一番恐れているようだ。

 

新規店、どちらも洋風なのが共通しており、近くの亀谷万年堂が閉店したらしい。

栄枯盛衰。共倒れにならないことだけを祈って。

 

追記(23日)
またやられた!
昨日、美容室の帰りに、寺田屋に立ち寄り、豆大福と団子、そして1000円くらいのカステラケーキを買い求め、帰宅。
一番高い1000円くらいのカステラケーキが…ない。
電話をかけ「2回目です。今すぐ届けてください」と伝える。

前回と違う店員が持ってきた。今回はお詫びのお菓子を携えて。

「袋で手渡すとき、こちらは信用して受け取って帰るしかできないので、渡す前に十分品数を確認してください」とアドバイス

次はどうだ???

春風亭小朝・清水ミチコの大演芸会@横須賀芸術劇場

小朝師匠と清水ミチコさんの二人会。

清水ミチコさんのピアノの弾き語りを一度見てみたいと思い、チケットを売り出し直後に買い求めたのだが、残念ながら上手側になり、グランドピアノを弾くミチコさんの運指は見えなかった。

はじめに、勢朝さんという方が登場し、「はじめから小朝師匠もミチコさんも出ません!」とキッパリ。

伊勢崎市出身ということで、暑いネタや池袋末広亭の一対一の席亭の様子をネタにしていた。

弘法大師の別名がわからない方にはちと厳しいオチ。

次に小朝師匠が二席。

「代書屋」の「一行抹消」というときの扇子の仕草が、筆にしか見えないところが技。

「宗論」は、何故かイエス・キリスト、賛美歌まで出てきて、いつ作られた話なのだろう?

清水ミチコさんの弾き語りは、有名な持ちネタが続き、新鮮だったのは、清志郎の「スロー・バラード」くらい。さもありなん。というレパートリーを出し尽くす。

横須賀あるあるネタをいくつか披露。

「不入斗(いりやまず)」を読めない人はいない。

「横須賀海軍カレー」を地元の人は食べたことがない。

「スカジャン」もどぶ板通りで、地元の人はあまり着ていない。

「横高」といえば、全国的には横浜高校。でもここでは「横須賀高校」。

このとき、イントネーションを有名な会社名「ヨドコウ」のようにおっしゃったのが、残念。

百恵さんの真似もそれほど似ているとは思えなかった。

ユーミンの真似では「4000円ではユーミンの生歌を聴くことはできません」と厳しい指摘。でも「春よ来い」でない曲、できれば荒井由実さん時代の曲がよかった。

帰りにマッチ姉妹にばったり会って、土曜の午後を満喫できました。

 

 

 

今年の誕生日

今年も誕生日を迎えた。

虫歯予防デー」だったのが、今はなく「歯の衛生週間」の一日に組み込まれたらしい。

母からのFAX(筆文字だったので、とっておく)、facebookの誕生日メッセージ、携帯へのバースデーメール、一日飽きることがなかった。

そうそう、トロントとのビデオチャットも。

とはいえ、基本的に在宅日だったので、理科の遺伝の項目と数学の連比などの理解に努めた。

夜はカレーを作ってもらった。

 

亡くなったり、手術したり、入院したり、休職したり、親の介護に専念したり。

様々な知り合いの話を聴いてあげることくらいしか、今の私にはできないのだけれど。

と、こんな私にこまめに近況報告をしてくれる友人に宛てて、メールの返事を書きました。

『超国家主義』中島岳志

 

超国家主義 (単行本)

超国家主義 (単行本)

 

 大学で社会科中学1級・高校2級という教員免許を取得した。

日本史の講義は「真崎甚三郎日記」1冊を一年かけて紹介された。

頭には何も残っていない。教壇に立って、生徒に何を語れというのだ!

結局、教員試験を受ける機会は逸し、今や更新制なので教壇に立つこともなく『0から学ぶ「日本史」講義』(出口治明)の内容が新鮮だ。

この本には、戦前の国家主義者が取り上げられている。

北村透谷に始まり、藤村操、宮澤賢治倉田百三大川周明北一輝頭山満等々。

若者が世の中に疑問を投げかけ、師と仰ぐ人をみつけると、何故か盲目的に全幅の信頼をおいて、殺人者(テロリスト)となり果てるほど身を投じる。

初の政党内閣の原首相も案外国民からの支持は受けていないようだ。

彼が抱きしめたのは「一君万民」イデオロギーだった。日本国体に準拠すれば、超越的存在である天皇の下、万民は一般化される。天皇以外に特別な人間など存在しない。階級や身分に根拠はない。国民はすべて平等であり、一律に天皇の大御心に包まれる。

しかし、現実は違う。国民の間には歴然とした貧富の差があり、財閥が幸福を独占している。平等であるはずの国民は、なぜに不平等を強いられているのか。なぜ、自分は日本国民として幸福を享受できないのか。

それは、大御心を阻害する「君側の奸」が存在するからである。天皇と国民を切り離す政党政治家や財閥が存在するからである。

朝日平吾の不愉快)から

こうして、世の中と折り合いがつけられない若者がテロに向かう。

今の世の中の閉塞感が、「テロリスト待望論」と結びつかないことを。

 

 

『水田マリのわだかまり』宮崎誉子

 

水田マリのわだかまり

水田マリのわだかまり

 

 朝日新聞の書評で、斉藤美奈子さんが「これは現代のプロレタリア文学である」と紹介されていたので、図書館で予約すると、セーラー服の表紙。ん?

1ページ目で、宗教にのめりこむ母、家出した父、祖父母に勧められ高校に入ったが、三日で高校を辞め、洗剤を扱う工場のパートで働く事になった主人公。

女性が多く、フィリピン女性も戦力。

そうか。これが現代の「蟹工船」か。

中学での壮絶なイジメ体験が職場での人間関係に影を落とし、チープなボーイフレンド、25歳の愛人を「サラブレット」とのたまわる父、祖父母も都合のよいボケぶりを発揮し、友人の親達にまで翻弄される。

誰が味方なのか? あっ、味方はどこにもいないのか。

最終的には、少し光明を見出すのだが、「イヤミス」ではなく、「こんなふうになりたくなければもっともっと頑張りなさい」という「反面教師」のようなストーリーだ。

 

母も#Metoo?

モーガン・フリーマンさえ、セクハラの訴えを受け「自分の意志ではない」と弁明した。では、誰がその行為をさせたのか? あなたでしょ!

で、昨日、87歳になる母とした会話。

母が看護師の頃、医者が手術の前、看護師のお尻を触るのは当たり前だった。

手術準備に看護師が手袋をして、両手を挙げているとき、後ろから「ペロ」「ペロ」っと触るのだと。

そうする先生が4人ほどいて、手術の手袋をしていると、振り払うことができないので確信犯だった。でも、触られない日は「今日はどうしたんだろう?」と不思議に思い、「あの先生は出張中で担当が変わった」という説明に納得したそうだ。

え~? 母ちゃんも#Metooの一人だったの?

しかも毎回、暗黙の了解としていたなんて。。。

母が父と知り合ったのも、妻子のある単身赴任の院長に目をかけられ、よくしてもらったことが院内で噂になり、病院で事務をしていた父が「院長と噂になるようなことはやめろ」と忠告したのがつきあうきっかけだったと。

昔話になると、生き生きしてくる母なので、何が出てくるか、怖いもの見たさもあり、やめられない。