ミルク

ハーヴェイ・ミルクの存在を知ったのは、昨年のアカデミー賞だった。

ミルク [DVD]

ショーン・ペンが主演男優賞を取り、スピーチも印象深いものだった。
その「ミルク」がようやくWOWOWで放映され、長編ドキュメンタリー「ハーヴェイ・ミルク」と続けて観られるということで、じっくり鑑賞。
世界を変えたいと思っている人は、子供であれ、老人であれ、レズビアンであれ、受け入れて、ムーブメントを盛り上げる力量。
ゲイのコミュニティで社会活動をすることのリスクを伴う勇気。こんな最期を迎えるなんて。
弔いに集まった群衆の悼みの深さに圧倒される。
ドキュメンタリーを観ることで、犯人の行く末も追うことができ、陪審員の人選で、裁判でも差別を味わうことになる。
ドキュメンタリーを観ると、実物のハーヴェイ・ミルクはショーン・ペンよりずっといい男だったような。
彼が生きていたら、ゲイ初の大統領だって夢ではなかったかも。