leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『放浪・雪の夜』織田作之助

 

図書館で予約していた本。うーん、何故予約していたか、記憶にない。

新刊本で、読んでいなかったからか。

村上春樹に傾倒していた我が身には、まさしく漬物かお茶漬けの味わい。

終戦前後、大阪を舞台に精力的な創作活動をしていた筆者。ヒロポンやズルチン、ウナ電など、当時の「大阪界隈」の生活臭が漂ってくる。

1975年生まれの研究者斉藤理生(まさお)さんの注釈と解説が充実している。