- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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万城目学の新刊。とはいえ、5月頃、本屋の平積をみて、「万城目学、1冊も読んでいない。読まねば」と図書館でたくさん借りて読み(『鹿男あおによし』は未読)、満を持して(?)、この書を購読。
筆者が京都で生活しているせいか、京都、奈良、そして今回の舞台は琵琶湖。
本当にあるようでありえない話をするのが相変わらずうまい。
現在を生きる「湖族」の生態が、とてもリアル。
登場人物がすべて魅力的。引きこもりの清コング…、淡十郎のすねっぷり。すっきりパタ子さん。
異世界に身を投じた主人公の戸惑いが、読者と共に冒険へと誘う案内役に。
どこかで読んだかも。と思いだしたのが「ハリーポッター」。
そういえば、「ハリーポッター」、とうとう映画でも最後をむかえたらしい。
ラドクリフくん、まっとうに生きてくれ!
次はどこが舞台になるのか、「万城目ワールド」が枯れないことを。