ウディ・アレン脚本、監督の映画なので、独りよがりのストーリーかな?と思い込みは心地よく裏切られる。
「太陽がいっぱい」の主人公のような、成り上がり指向の若者が、金持ち一族の婿となったのはよかったのが、花嫁の兄の婚約者(売れない女優)を愛してしまったので、結婚生活も愛人生活も二兎を追うものの、最後は破綻をきたす。
テニスのマッチ・ポイントがネット・インするか、アウトするかで勝敗が決まることが題名の由来なのだが、最後まで主人公が成功するのか、転落するのか、どちらに転ぶかわからない、良く出来た脚本。
二つの映画とも、主人公が無名の新人。それだけにその役に感情移入ができる。
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