今更ながら初「君の名は。」
WOWOWで録画したものを観ました。
「転校生」「とりかえばや物語」の変形なのかな?
ストーリーは、悲劇的になりそうな手前で、希望を提示する。
心の中だけで育む愛もありだと思うが、最後はハッピーエンド。
のっぴきならない事情で、インドのIT企業で、日本語教師となった主人公。
百年に一度の洪水に見舞われ、そのカオスを表現。
同時に、自らの生い立ち、インド社会に色濃く残る身分制度「カースト」、インドの恋愛事情など、具の多いカレーを頂いているかのよう。
まとまりはないが、受賞理由にも挙げられていた「パワー」が感じられる。
「飛翔装置」という奇抜なアイデアも意外にこの作品に溶け込んでいた。
そういえば、厚木の自宅に遊びに来たインド人の新婚さんは、逆カーストだった。
嫁が持参するというお金はどうしたのだろう?
インドに帰国してから、子供が生まれたらしく、その後、連絡を取り合っていないが、奥さんの方が優秀な大学の教員で、ダンナさんは、インド北部で教えているといっていた。
彼らは化学の研究室にいたので、インドの環境を少しでもよくしている人でいることを願う。
インド人の目力。ボリウッドの女優からは感じられるが、往年のボリウッド映画では中年の俳優がスターだったので、イマイチ、ピンとこない。
マーティン・スコセッシ監督の『沈黙』が、WOWOWでようやく放映され、クリスチャンの友人が「いいよ」と言っていたことと、窪塚洋介が出演していることもあり、楽しみに見る。
ザビエルに始まった日本でのキリスト教の布教は、江戸時代に入り、禁教となり、絵踏でその信を問う掟だった。
日本への布教中、行方不明になった恩師(リーアム・ニーソン)を探しに仲間(アダム・ドライヴァー)とともに日本にやってきたセバスチャン(アンドリュー・ガーフィールド)。
キチジローの案内で日本の土を踏むが、先々でキリシタンの虐げられた生活を知り、キチジローの度重なる裏切りに会う。
窪塚洋介、眼差しが多くを語っています。
堀江貴文の「ゼロ」を、図書館予約をしてようやく拝読。
釈放後の1作目だったこともあり、収監中に心に秘めていた思いが一気に吐き出されたかのような充実した内容。
掛け算ではない、足し算の人生を。
ということは、結局「コツコツのススメ」? とも受け取れるが、それでもスピード感を持っての決断、自分が動くことで得る自由の重要性、
『心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある』
『自立の先にあるつながりー孤独と向き合う強さ』など、実になる文章が綴られている。
苦しい体験を乗り越えて、弱みまで見せることのできた「強さ」に、ゆらぎはまったく感じられない。
ケーブルテレビで伊丹十三特集の折に録画してあったもの。
宮本信子さんの演技はオーバーな印象だが、橋田寿賀子ドラマがセリフの多いことと同じで「これくらいやらなきゃ、視聴者にはわかってもらえない」ということか。
久しぶりに会う専務(津川雅彦)と再会した途端、盆踊りみたいなのを二人で踊って悦に入っている。何か不自然。
悪役や個性派俳優が見事に「ステレオタイプ」。
吃音の若者など、彼の痛みにどこまで寄り添っているのか。
エピソードも「あるある」だけど、「よくある」。
大手のスーパーしか流通機構が機能していない現状で、地方のスーパーは最後の生き残りをかけているところだろう。
伊丹夫妻の「イケイケ」時代だったんだなぁ。
久しぶりの休日、溜まっていたビデオを、棚卸したら、偶然メリル・ストリープ特集に。
セックスレス夫婦が危機を回避するまで。
メリル・ストリープがトミー・リー・ジョーンズと夫婦を演じ、スティーブ・カレルがカウンセラー役。
休暇を取って、1週間以内に結果を出さなくてはいけない。高いカウンセリング料金。
想定内のストーリーでした。
財産持ちの妻(メリル・ストリープ)の夢を叶えようと、夫(ヒュー・グランド)が専属ピアニストを見つけ、ボイストレーニングを始める。
妻は、自分の才能を疑わず、カーネギー・ホールの舞台を予約。
招待された軍人と知り合いの客席で、リサイタルは成功???
夫(ヒュー・グラント)の気持ちがイマイチ不可解。なぜそこまで妻に協力する気持ちになったのか? 夜な夜な外出していたのに。
ピアニストの覚悟もなぁ。自分の経歴にプラスに働くかマイナスになるか、大きな賭けだったはず。
実話で、このコンサートの1か月後に彼女は亡くなっている。