- 出版社/メーカー: Amuse Soft Entertainment =dvd=
- 発売日: 2010/11/05
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2009年アメリカで制作され、昨年のアカデミー主演女優賞に主人公のプレシャス役、新人女優ガボリー・シディベがノミネートされた。
ハーレムの劣悪な環境、性的虐待、差別を経て、一人の女性教師との出会いから、自分を語る術を得て、困難な状況と立ち向かう主人公。
看護師がレニー・クラビッツだったり、ソーシャルワーカーがマライヤ・キャリーだったり、随所に驚きが隠されていたりするのだが、とにかく、主人公の視線の強さに心が震える。
母親役のモニーク(コメディアンだそうで。それにもびっくり)がアカデミー助演女優賞を獲ったのも納得。
今、日本では、専業主婦の年金優遇措置に対して、不公平だとの声が上がっているが、概して、成人してからの「社会教育」は、公平性を欠き、現状を改善しようとしなければ、法改正も通知も知らされぬまま、無知のスパイラルに陥ること必至である。
母親の恋人からレイプされ、二人の子供の母親となったプレシャス。
強さとは何だろう? 我慢することとはまた一線を画す地平に存在するのではないかと思えた。