村上春樹をできるだけ読んでみる…。の一環。
1993年から95年にかけての、アメリカのケンブリッジ滞在記。
あとがきにあるように、1994年春から95年秋にかけて「SINRA」という「きれいな雑誌」に毎月掲載していた文章。新潮社から発刊されていた「ネイチャー雑誌」。2000年に休刊。
『やがて哀しき外国語』の続編という位置づけ。
書いておきたいのは、
高校時代に学校をさぼって家で寝ころんで朝のテレビをみていたとき、(ソニー)ロリンズが『小川宏ショー』に出て『中国行きのスローボート』を吹いていたことをふと思い出した。(p.36)
思わず、隣にいたダンナに、見せてしまいました。
小川宏ショーに、ソニー・ロリンズ…。どれだけアウェーで吹かされたことだろう?
『徹子の部屋』も始まっていない頃だろう。
私もだいぶ学校はさぼったけど、覚え続けているような印象的なシーンは特になくて残念。