leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『罪の轍』奥田英朗

 

罪の轍

罪の轍

 

 600頁近くあるミステリ。昭和38年という「オリンピック前年」の東京を舞台に、北海道から行きついた孤独な青年がツライ。

子どもたちからも「莫迦」とからかわれ、誰からも真の人間関係を築けなかった青年を犯罪者にしてしまったのは、誰なのか。

 

『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島真寿美

 

 芥川賞直木賞とも、女流作家の受賞、そして作品の舞台が、浄瑠璃ということで、ポチっと購入してしまったのですが。。。

忙しい猛暑ということもあり、何度、ベッドで寝落ちしたことか。

有名な作品がいくつも出てくるのですが、さて、その作品の中身はというと、、、わからない。で、作品世界に没入できない。しかも浄瑠璃とはいえ、歌舞伎ではなく「操り浄瑠璃文楽)」の世界。

どこかの選評に、「会話のカッコが外れて、スピーディーな関西弁が心地よい」。とあったのだが、章によっては、カッコ付きのところも。

この人、すでに何作か書いているようだが、本作で初めて読んだし、私としては、柚木麻子さん推しだったのだが。

作品を想うように生み出せないというのは、作者の叫びなのかも。

いつか歌舞伎で「妹背山婦女庭訓」を観る機会があれば、本作を思い返すことでしょう。

ボリショイサーカス@横浜

新聞販売店のチケットが当たったので、国立ボリショイサーカスを観に、横浜文化体育館へ。

 

このチケット、応募する人も少ないのか、2枚当選後「余ったので、よろしければお使いください」と2枚ポストに投函されていた。

 

で、1,000円でA席、2,000円でS席に交換できるということで、座席のエリアを確認してから、思い切って二人分4,000円を追加してS席へ。

正面向きの最後列(ほぼ斜め)の指定席を渡された。

 

会場内は予想外に冷房が効き、トイレも入場直後、一番に入っておいた。

パイプ椅子、2時間は堪えたけど、並んでいたときにいただいた「中日新聞」と紙製うちわをお尻にすると、ちょっとクッションに。

 

会場内は、撮影と録音が禁止。写真だけであまり中身のなさそうなプログラムを販売しているパフォーマーと記念撮影も無理なよう。馬に乗っての記念撮影が1,000円。

 

演目は、パフォーマーの鍛えられた肉体による力業が多く、動物も犬、猫、熊、馬がちょっと芸を披露するだけで、子供はきっと「わけわかんない~」「退屈~」だろうな。

 

スタートとエンディング、ピエロによる「記念撮影」という演出なのだが、これもちょっとわかりにくい。

 

ピエロはピエロらしくなく、笑いもイマイチ。

 

来場者をピックアップして踊りを伝授し、最後には、4人による「人間ブリッジ」を成功させるところは面白かった。それで体型の同じ「パパ」を揃えたのね。

 

昔は「オートバイの曲乗り」があったよね。きっとそれは「木下サーカス」なのだろう。

生涯最後のサーカス見物になるだろうと思いつつ。

終演後、中華街へ。「萬珍樓点心舗」で昼食。「華正樓」の肉まんをお土産に。

 

ありがとうございます!

はてなダイアリーを始めて、もう数年。

こまめに更新もしていないのに、時間があれば「アクセス解析」をしていました。

あと一人で、アクセス数が5000になります。快挙!

私をご存知の方にも、ご存知でない方にも、感謝。感謝。感謝。

更新をもう少し増やし、「がっかりされないブログ」を心がけます。

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暮らしの手帖 4世紀100号

 

暮しの手帖 4世紀100号

暮しの手帖 4世紀100号

 

 『暮らしの手帖』は、2か月置きに発売されているが、4世紀100号という節目のものが、図書館で予約することができたので、久しぶりに手に取ってみた。

広告のない、知らなかったクリエイターの方の記事が多く、読みごたえがある。

特に魅かれたのは、葉山在住で、漆を使ってスプーン作りをしているご夫妻の話。じっくり読ませるボリュームのある記事。

自宅を工房にして、子育てもしているが、妻が子育てに打ち込む間に、夫と技術的に水をあけられたことに長年悩んでいたそうだ。しかし時を経て、漆の仕事にも精通している伴侶の助言は、誰よりも信用に足る。という思いに至る。

ささえあいCOMLの記事にも魅かれた。

暮らしの手帖の5世紀1号はもう発売されているそうで、巻末の「戦争が立っていた」という読者の手記集にも魅かれ、注文してしまった。

じっくり読んでから、母にプレゼントすることにしよう。

終戦の日に間に合うかな?

 

『ガタカ』

 

ガタカ (字幕版)

ガタカ (字幕版)

 

 ずっと観たいと思っていた作品。WOWOWを録画し、ようやく三連休の最終日に。

近未来に、イーサン・ホーク扮する主人公の不適正者が適正者になりすまし、宇宙飛行士にまで昇り詰める。

人工授精者は適正で、自然妊娠で生まれた子は「不適正者」という設定。

協力者は、ジュード・ロウ。なりすましって、映画『太陽がいっぱい』を思い起こさせる。

弟が主人公を追い詰める刑事というのもありがちな設定だが、沖合まで泳ぐ「チキン・レース」は、まさに命がけ。

最後に協力者が現れ、タイタン(土星)へ向かうのだが、帰還後を想像するとなかなかしんどい。

この映画が製作されたのは、もう20年も前のことだが、まったく色あせていない。

 

 

『クジラアタマ』の王様

 

クジラアタマの王様

クジラアタマの王様

 

 伊坂幸太郎の新刊。世間の評判を知る前に、予約して購読してしまう。

主人公が働くメーカーで、トラブル発生。

旧態依然の上司。振り回される部下たち。

何故か近づく地方議員。

夢で戦う主人公たち。その勝敗が現実に反映する。

ダンスグループに所属するアイドルも巻き込まれ…。

 

RPGは未体験なのだが、伊坂幸太郎の作品だけはずっと読んでいる。

これよりいいものなら体験したいが、そうでもなさそう。

本の中にあるコミック的『挿絵』。これが効果的。

文庫本になるとき、どうなっているんだろう?

 

伊坂幸太郎の作品は、兄弟だったり、男の友情だったり、女性より信じられるのは必ずといっていいほど『男性』。わかる。「バディもの」が多いせいか。

 

願わくば、書下ろしの新刊のペースが速いかも。数年じっくりリサーチして、ISのような「世界」を舞台とする後世に残る作品をぜひ。

楽天球団を彷彿とさせるのもうれしいのだが。