leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『師弟』笑福亭銀瓶

 

 

昨年の後半から、YouTubeを観るようになり、BTSの”Dynamite”にはまり、6月にはNetflixに加入し、韓流ドラマを追いかけた。

図書館の新刊本を当たっていると、笑福亭鶴瓶さんのお弟子さん銀瓶さんという方が、在日3世で、韓国語落語をなさっており、自伝を発表された。それが本書。

鶴瓶さんのお弟子さんになるまで、在日3世としての生活、祖母、両親、友人、本名を名乗る葛藤、鶴瓶さんに弟子入りを願う初対面で、自らの出自「沈一族」のルーツに触れられ、予想外の弟子入りが許されたこと、「韓国語できるんか?」と師匠に聞かれ、韓国語が全くできないことに疑問を持たなかった頃から韓国語落語をモノにするようになったいきさつ。

その後の活躍は目覚ましいものである。

それでも私はこの人のことを本書を読むまで存じ上げなかった。

大阪を中心に活動をしているからかもしれないが、もっともっと取り上げられるべき人だと改めて思う。