leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『森瑤子の帽子』島﨑今日子

 

森瑤子の帽子

森瑤子の帽子

 

 再読。

あこがれの女性だった森瑤子が亡くなった年齢をとうに超えた。

自分は、どこに向かっていたんだろう。その問いが、遺児の娘たちにも突き付けられている。

アイヴァンは、与論島で、再婚して、森瑤子の墓を訪れる観光客に、ハンバーガーをサーブしている。

学生時代に婚約していた男性とは、生涯を通じた理解者だった。

自分が「低迷している」と思う時に、喝をいれるために、何度でも読み返したいと思う。