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leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

ジェノサイド

読書

7月3日にイイノホールで開催された、推理作家6名のトークセッションに出ていた高野和明さんの著作(日本推理作家協会賞)を初めて読みました。大著で、いくつもの場面が交錯し、登場人物も多岐に渡るので、2度じっくりと。

ものすごいスケールです。アメリカ大統領(ブッシュ?)と核のボタン、アフリカの戦闘地域で特別任務にあたる傭兵チーム、亡き父から託された10万人が苦しむ難病の特効薬開発に携わる日本人青年(韓国人との友情も)、DNAの特別変異による新人類の誕生・・・。

ああ、こう書き連ねるだけで、「ネタばれ」なのかもしれません。筆者は、本書の紹介で、ほとんど語ろうとしなかったので。

大沢在昌さんや東野圭吾さんから、「次作を早く書け」とけしかけられても、「糠に釘」の様子で交わしたという会話が本書を読んでうなずけました。はい、こんな充実した本は、そうおいそれと書けるわけではありません。10年に1冊かな?

筆者は、映像の人でもあるので、本書の映像化を、できるだけ自分がコミットして実現させたいようです。これも楽しみ。CGになるのか、アニメになるのか、「ハリウッドの全面協力」なんて期待が高まりますが。

ロンドン・オリンピックのマラソンで、南スーダンの難民が、個人資格で走りました。彼が10歳のときに、誘拐され少年兵となり、17歳のとき走って脱走し、アメリカに亡命。このエピソードを裏打ちしてくれる一節もあります。

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