leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

チャップリンの『キッド』

年末に、NHK・BSで放映された、チャップリンの『キッド』を初めて視聴。
無声映画だったが、そんなことは気にならない、表情と動きだった。
「子供と動物は俳優を食ってしまう」とよく聴くが、チャップリンの存在感があってこそ、子役の名演が光るのだ。
貧しさから抜け出すには? 近所のガラスを子供が石で割ったあと、ガラスをしょったチャップリンが登場し、修理代を稼ぐ。
しかしその「商売」も、警察に目をつけられ、長くは続かない。
よくあの調子で、5年間、子供を大きくできたものだと変なところに感心してしまった。
子供を捨てた実の母親が、女優となって成功し、子供をみつけるというストーリーは、「そんなのあり?」という展開。
最後はどうなるのだろう?と思えたが、親子とも女優の豪邸に引き取られるような…。これもまた「そんなのあり?」である。
ある琴線に触れると、これを観て「号泣」する人もいるのだと思えるが、ちょっとひいて観てしまった。
チャップリンの映画をきちんと観たのは、これが初めてかもしれないので、しょうもない映画評かも。