母の通院の付き添いにちょうどよいと思えたので。
雑誌『ポパイ』で毎回、3枚の所蔵Tシャツを紹介。それにまつわるエッセイを連載。
特筆しておきたいのは、
プリンストン大学で名誉博士号をもらったときは、隣がクインシー・ジョーンズさんで、卒業式のあいだずっとジャズの話しをしていた。ジョーンズさんは「おれは松田聖子のアルバムのプロデュースをしたんだぞ」と僕に自慢していた…(p.94)
ジャズの話しをしていたら、もっと話しが合うのでは?とも思ったが、そこを強調したかったのね。クインシーさんは。
もう一つは『トニー滝谷』誕生秘話。
このTシャツを買って、『トニー滝谷』という短編小説を書いたんです。(p.146)
ご本人が「私がトニー滝谷です」と手紙をくれたそうで。
Tシャツも ”やれ具合” がよいか悪いかが問われるようで。特に首のあたりの。
まあ、サラサラと読めて(眺めて)しまいましたが、マガジンハウスで単行本化されたとわかり、さもありなん。