leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『英語が出来ません』刀祢館正明

 

2013年から2019年にかけて、朝日新聞夕刊で「英語をたどって」という連載があり、本誌はその執筆者である朝日新聞記者が、昨年末(2021年12月)にまとめたもの。

「英語ができる」とは、何を指すのか。自分の思いを英語で伝えられたら。という理想があるものの、拙い英語力を恥ずかしく思うがために、ついつい言いよどんでしまう。

外国での生活に迫られたら自然とうまくなるだろう。と漠然と考えていたが、外国人で日本に住む人々は、どれだけ不自由なことか。特に自然災害時やコロナ等で情報弱者となり、生活に支障が出ている方も多い。

大学入試改革「民間試験活用問題」、東京オリンピックの「おもてなし」で起こるはずだった(?)英語ブームにも触れている。

懐かしかったのは、「名著の残念すぎる例文たち」で触れられている『和文英訳の修業』(佐々木高政)と『基本英文700選』(伊藤和夫・鈴木長十)が取り上げられていること。この2冊、持っていました。伊藤先生の授業を受けたこともあります。

私も40年以上英語に触れているのに当然のように「英語ができません」。

今、アイドルBTSを深く知るためのネット上の韓国語は、機械翻訳で瞬時に解読できるので、ハングルを習う気持ちには到底なれないのも事実。