leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『護られなかった者たちへ』中山七里

 

佐藤健くんが出ている映画を劇場で観たいと思っていたが、原作が文庫本になっていたので、まずこちらから。

困窮の現場を見ている者として、心痛む場面が数多くあった。

家族の絆より「疑似家族」に幸せな思い出を馳せる幼い子供や若者。

東日本大震災で街が消え、人のつながりも消え。

「餓死」という死に方がどれだけ辛いか。

復讐への用意周到な準備。服役さえも。

今、文庫本カバーは2重となり、外側は佐藤健くんと阿部寛さんの映画スチール。

この作者の本は初めてだったが、他のものも読んでみたくなった。