ホームにいる母が、東野圭吾を好きなので、ブックオフオンラインで過去の文庫本はあらかた送っている。自分は今まであまり読んでこなかったが、新作が出たので購読してみた。
コロナのこと、同窓会のこと、亡くなった恩師。
殺された恩師の娘と恩師の弟(元手品師)が、まさしく「口八丁手八丁」で、この殺人事件を解明していく。
ネタをばらすところ、謎のままひっぱるところ、その緩急がおもしろい。
思いがけない同窓会の人間模様。早逝した同級生をめぐるそれぞれの心の距離。
母が読んでも「おもしろい」といってもらえるだろうか。