私たちの世代の女性の代弁者として、言葉を吐き出し続ける筆者の作品。
3人の中年主婦が高校時代に「リセット」し、もう一つの人生を歩む。
初回の後悔を雪ぐために、配偶者もチェンジしてみる。
「こうすればよかった」を実現できた充実感があるものの、さて、もう一度、元に戻れることになったとき、うれしいのか、悲しいのか。
最近よく聴くKing Knuの曲で「後悔ばかりの人生さ 一つや二つの過ちは誰にでもあるだろ そんなもんだろ」という歌詞がある。
たとえリセットできても「バラ色の人生」とばかりは言えなさそうなことだけは確か。