芥川賞を受賞した2作のうち、1作読んだので、感想を。
舞台は沖縄。自称研究者を手伝う少女。迷い「馬」。
何故か今期の直木賞『少年と犬』とシンクロしているような。
コロナのステイホームの先取り感もあったようで。
審査員の選評とか、筆者のひと言とか、作品外の文字に囚われてしまい、作品世界に没頭することを邪魔してしまう。こちらの方を先に読みたくなってしまうのだから、仕方がないが。
選者も評しているように、沖縄という舞台、研究者の来歴、馬の正体など、掘り下げられるところはあったろうに、抑制しているのか、技術が覚束ないのか。
次の作品を読む機会があれば。