leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『砂の器』松本清張

 

砂の器(上) (新潮文庫)

砂の器(上) (新潮文庫)

  • 作者:松本 清張
  • 発売日: 1973/03/29
  • メディア: 文庫
 
砂の器(下) (新潮文庫)

砂の器(下) (新潮文庫)

 

 映画もドラマも観たことはなかったのだが、改めて文庫本で読みたいと思ったら、Amazonで売り切れ。ブックオフでも下巻のみ。ということで、kindle版をで二日間で読了。

ハンセン病と音楽家が関係していることは知っていたが、クラシック音楽ではないのですね。母親と同じ頃に生まれた「ヌーボー・グループ」は、今ならさしずめ「ユーチューバー」。若者の上昇志向が、今とは異なる。必死です。

そこまでやらずとも。と思える場面がいくつか。

「列車から吹雪のように証拠を飛ばす」なんてね。またそれが見つかってしまうし。

映画の「予告編」と「予報編」という表記が同じページに存在。予報編なんていう言い回し、当時はあったのか、あるいは今西刑事の言い間違いということか。

関川が主犯なのかと思っていた。もっと描き切ってほしかった。

中居くん、観なかったけど、よくこのドラマの主人公を引き受けたな。

映画で演じられた加藤嘉さんのお父さん役だけ、記憶に残っています。