leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『君が異端だった頃』島田雅彦

 

君が異端だった頃

君が異端だった頃

 

 同世代とは知っていたものの、同学年とは知らず。

著者の半自伝です。「君」は「ボク」と脳内で変換しましょう。

芥川賞を獲っていたと今まで勘違いしていました。

獲っていないが故の、恨みつらみの数々。

「文壇」というコミュニティが存在した頃の「文豪」との接点も語られている。

著者の代表作って、残念ながら思い浮かばないのですが、村上春樹を意識していたというのも意外。同年代なので、避けて通れない存在なのかも。

ニーナとの二重生活には無理があるな。「モテるんだから、これくらい許容」。と思いこもうとしていた節がある。

図書館で予約の順番が回ってきたので。

命日にちなみ、ジョン・レノンの「スターティング・オーバー」を聴きながらこれを書きました。