エッセイ傑作選が図書館で借りられたので。
亡き筆者のエッセイを、河出書房新社が実妹の和子さんと協力して、新刊に。
道理で「どこかで見た文章だな」と既視感満載。
「夜中の薔薇」とか。既に何回か、文庫本にも所収されている。
口紅やストッキングを急に借りる女性は、今、いるのだろうか。今なら「コンビニに行ってください」だよな。
1981年に飛行機事故で亡くならなければ、彼女の筆によるテレビの裏側とか、男社会との軋轢とか、橋田寿賀子についてとか、読んでみたかったな~。
樹木希林さんのことを「悠木千帆さん」名義で語っているので、歳月を感じてしまう。
一人で生きる「矜持」というものをお持ちの方でした。