leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『夜のふたりの魂』 ケント・ハルフ

 

夜のふたりの魂

夜のふたりの魂

 

 老後、10年は一人で暮らすことになるだろう。

そんなとき、この本にあるような「寄り添って夜を過ごしてくれる」ソウル・メイトが現れてくれないだろうか?

そんな夢物語をただの「夢」で片づけてしまわないように、この小説は、70歳の主人公が寄り添うことになる関係性から、親族、近所の「視線」も余すところなく表現している。

こんな老後なら悪くない。