とりあげるか迷ったのですが、これを自ら回避することは、自己認識がまっとうにされていない裏返しではないかと思いなおし…。
書店3つを回ったところ全て売り切れ。仕方なくamazonで取り寄せました。
- 作者: 深尾葉子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: Kindle版
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「タガメ」はカタカナ表記ですが、これは男の財力をチューチュー吸いつくす「田亀」と自らを押しこめる「タガ」に囚われている「女」=タガ女の二つの意を含んでおります。
若い女性も専業主婦になりたいという意識が高まっているようですが、やはり結婚前は「仕事、無理にしなくていいよ」「年に一回くらいは好きなところに旅行に行こうね」「ボクの給料の管理は任せるよ」という人についつい心が奪われてしまうようです。
そして、ダンナのおこずかいは月1万から3万に抑え、自分の支出は底なし。
「幸せ」の砂上楼閣は案外脆く、「佳苗さま」のように、都合のよい夫が自分から離れる気配を見せると一転、ワイン瓶でダンナの頭を一撃、死体を切り刻むという暴挙に。
少子化問題や女性の「産み時」が懸念されていますが、晩婚化の解決が先。でもこの現実を考えると、男性が結婚に踏み切れず、結婚したとしても「できちゃった婚」のような理性を超える現象のため、親になりきれず。。。
ここはフランスのように、事実婚でも障害なく子育てができ、男性と女性の個人が生活費を折半し、子育ても老親介護も住宅ローンも平等に責任を負う。この方向性に向かわない限り、解決しないのでは? 転勤はもちろん「個人」で。
この本を20代のうちに読むことをおススメします。